昔遊びと悪ガキ

キラキラとした別世界。・・・今考えると、これほど外の世界が魅力的に感じた時代はなかった。

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アンポハンタイの危険な匂い。

2006.10.31 (Tue)

後々わかったことだが、昭和35年というのは大変な年だった。60年安保闘争や三池闘争、岸内閣の退陣と高度経済成長の実質的なスタートとなった池田内閣の誕生。時の流れは矢継ぎ早で、その前年の皇太子ご成婚の平和ムードは一変して、日本列島は騒然としていた。

そんな世相を子供たちも敏感に察知して、突如、アンポハンタイ遊びなるものが流行した。テレビニュースに映し出される全学連のデモを真似て、小学校の廊下をジグザグ行進するのである。これはボクらの組のオリジナルだった。教室にあったカーテンを引くときに使う竹竿を、隊列の先頭の数人が横並びに持ち、後に続く者が多ければ、立派なデモ隊ができあがる。そして、リーダーがアンポハンタイと叫ぶと他の者もアンポハンタイと応じるのである。今にして思うと何が面白かったのかわからない。但し、スリルはあった。もし先生に見つかると、たちまち廊下に立たされて、大目玉を食らうのだ。

当時は廊下を走っただけで叱られたものである。ボクらの担任は、戦争中なにをしていたか知らないが、小学生にビンタを浴びせる人だった(宿題を忘れた程度なら頭頂部のゲンコツで済んだが、それでもかなり強烈だった)。そして、ボクらはなぜかアンポハンタイという言葉に、本能的に危険な匂いを感じとってもいたのだった。それでいて、アンポハンタイの意味を知る者は皆無だった。安保反対と漢字では書けたが、その中に10年後の全共闘の闘士が数人混じっていようとは、このとき本人たちも気づいてはいなかった。

昭和35年.jpg

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