昔遊びと悪ガキ

キラキラとした別世界。・・・今考えると、これほど外の世界が魅力的に感じた時代はなかった。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「パッツン」と「おかっぱ」と「丸刈り」。

2008.03.13 (Thu)

どうやら巷では「パッツン」とかいう、昔の「おかっぱ」風ヘアスタイルが流行っているらしい。ファッションやヘアメイクについて、語れるほどの知識はないけれど、以前からある“レトロブーム”でも分かるように、古き良き時代の様々なものが、見直されているのだろう。

十年前と同じヘアスタイルで通しているボクは、デザイナーであっても、その辺のことは殆ど無頓着で、自分でも不思議に思う。ともあれ「パッツン」は、いかにも分りやすい。目のすぐ上でパッツンと切るところから、そう呼ばれているそうだから。

「おかっぱ」の由来は、その名の通りカッパからきているしいが、いくら昔の写真をながめて見ても、カッパに似ていると思えないし、その点、分かりにくい。

この「おかっぱ」は、欧米では「ボブカット」と言われ、戦後、日本の子ども(女の子)たちの一般的なヘアスタイルだったのに対して、欧米では大人の、それも男女問わず流行っていたらしい。そういえば、伝説のアーチスト・ビートルズのメンバーの中にもいたように思う。

「おかっぱ」はパーマ同様、一大ブームであった。というより、早い話し、それしかなかったから、床屋への注文の必要がなかった。男の子は丸坊主、女の子は「おかっぱ」と、実に大雑把なものであった記憶がある。まあ、床屋も楽でよかったのかも知れない。

もちろん今の「パッツン」は、昔の「おかっぱ」と比べようがない。もし昔のデザインそのものなら、気持ちの悪い想像をしてしまう。片桐ハイリが町じゅう歩いているなんて考えたくもないものだ。

基本的な「おかっぱ」は、「パッツン」のように眉を隠すようなカットであるが、多少、思い違いがあるかも知れないけれど、昔の女の子たちは、眉どころか額の半分は出ていたと思う。今思えば、不細工としか言い様がない額のバランスをとるために、後髪を襟足で短く真っ直ぐに切りそろえたのではないか、と思える。

話しは変わるが、男の子の丸刈り頭は、特に学校の規則にあったわけではないが、全員それであった。時々、都会から転校してきた女の子のように長髪にした生徒が、指笛で迎えられることがあったが、殆どの場合、次の日から丸刈りになっていた。

女の子は床屋で刈ることもあったようだが、男の子の殆どは家で済ました。とにかく親たちは、「男の子は男の子らしく」とか、意味不明の屁理屈で半ば強制的にバリカンを持っていた。

ただボクは、丸刈りが嫌であった。何故かというと、頭の形が悪いのと、ケガばかりしていたので、小さな傷が頭のあちこにあったせいで、一種のコンプレックスになっていたのだ。だが、一度だけ床屋に行ったことがある。

あれは小学校の2年生だったか、母の病状がそれほど重くなかった頃であった。父は毎年、冬になると出稼ぎで留守をしていた。いつもは父がバリカンを持つのだが、あまりに延び過ぎた頭を、母が代わりに刈ると、思い切ったことを言ったのである。

バリカンは、電動ではなく手動である。ただでも不器用な母だから、なんとなく恐怖に近いものがあった。だが、それが見事に適中した。バリカンを入れた瞬間から始まった。中途半端に延びた毛がバリカンに絡まる。痛いからと身を引くと、余計痛い。案の定、トラ刈りになってしまった。母は、ボクのトラ刈り頭に、更にハサミで追い討ちをかけた。

余りの酷さに母は、腹を抱えて笑った。
仕方なく母は、ボクに手拭いで頬かむりさせて、隣町の床屋へ連れて行った。その後、母は二度とバリカンを持つことはなかった。

okappa.jpg


関連記事
スポンサーサイト

 | HOME |  »

プロフィール

natsumiryo

Author:natsumiryo
FC2ブログへようこそ!
夏海 漁の
悪ガキワールドへようこそ!

FC2カウンター

フリーエリア

フリーエリア

月別アーカイブ

フリーエリア

フリーエリア

翻訳できるよ!

ブログ内検索

Powered By FC2ブログ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。