昔遊びと悪ガキ

キラキラとした別世界。・・・今考えると、これほど外の世界が魅力的に感じた時代はなかった。

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市川雷蔵

2008.11.29 (Sat)

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「宙を飛び 風のように襲う」、「成るか 成らぬか 忍者の復讐」、「生かしてよいが その代わり信長を殺せ!」、「信長は人間ではない! 鬼だ!」。

モノクロ画面に飛び出す字幕。ガーッと唸って、銀幕の端から端へ、忍び装束に身を包んだ黒い影が飛ぶ。劇場に響く雷蔵の、あの独特の声。『忍びの者』、『続 忍びの者』である。
ボクは衝撃を受けた。そして、その時を境にしてチャンバラ映画の虜になってしまった。

当時の娯楽といえば、村祭りか、いわゆるドサマワリの大衆演劇やサーカス、体育館で行われた、かなり遅れてやってくる映画くらいであった。だから、隣町の温泉街の映画館まで足を運ぶまでは、もっぱらそういう巡回的な娯楽に甘んじていたのだ。

市川雷蔵といえば、柴田錬三郎の「眠り狂四郎」シリーズが、あまりにも有名である。赤茶けた頭髪と針のような鋭い眼光、そして黒の着流し。月明かりを背に、白い刃光が円を描いて風を切る。
おなじみのシーンだが、これに痺れたものはボクだけではなかろう。

「眠り狂四郎」ばかりが目立ち過ぎて、かつて忍者ものに登場していたなど、マニアックでなければ、知る人はいないのではないかと思う。

後々知ったことであるが、雷蔵が出演した忍者映画は、全部で8作であったようだ。その中のひとつ『忍びの者』を、ボクは観てしまった。そこには往年の俳優がズラリと登場していた。

現在でも活躍している藤村志保、山本圭や、今は亡き東野英治郎、山村聰、西村晃、岸田今日子である。

闇から闇へ風のように飛び、走る。敵の手によって投げられた爆薬で爆破される、転瞬、次の闇に走り去る黒い影。目まぐるしく躍動する。雷のような轟音。ボクは、字幕が並ぶ最後まで手に汗を握っていた。

かくして50年の長きにわたる、チャンバラ好き好き人生が始まったのである。

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