昔遊びと悪ガキ

キラキラとした別世界。・・・今考えると、これほど外の世界が魅力的に感じた時代はなかった。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「滋養」の概念!?

2007.01.25 (Thu)

あの嫌な脱脂粉乳で苦しめられ始めたのが、確か小学2年生だったと記憶している。その頃、学校でも各家庭でも「滋養」に対しての概念が、改められるようになった。

それまで「滋養」と言えば、玉子と牛乳と肉以外は考えられなかったようだ。玉子は簡単に手に入った。しかし、牛乳も肉も庶民にはなかなか手に入れることができなかったので、牛乳の代わりにヤギの乳を飲んでいた。肉の代わりは魚しかない。まさか玉子を生んでもらわなくてはならない鶏を、つぶす訳にはいかない。しかもお盆と正月の楽しみがなくなるのだから。

親たちは考えた。どこでどう学んだのか知らないが、「滋養=タンパク質」と決めていたようだ。要するに「タンパク質」であれば何でもいいのである。

果して、何がタンパク質で、どう滋養になるのか解明されぬまま、ありとあらゆるものが食卓を賑わし、口に入るようになった。たとえばタニシ、カタツムリ、イナゴ、地蜂の幼虫、カミキリ虫の幼虫(他にもあったが憶えていない)などの、いわゆる下手物食であった。

それでもボクたちは、「滋養」になると言われると食べるしかなかったし、それはもう「食する」というより「服用」という感じであった。ところがだ。生きている時の記憶や外見さえ気にしなければ、その下手物も、そう悪くはなかった。調理法に工夫が加えられ、味付けも凝ったものになったのだ。

タニシは味噌汁の中(ちょうどシジミ汁の感じ)へ、カミキリ虫の幼虫やカタツムリは火で炙り、醤油をかけて(サザエのつぼ焼き風)食べた。イナゴは佃煮にし、地蜂の幼虫は油で炒め、炊き込みご飯にして食べた。この地蜂の炊き込みご飯は、プチッという歯触りと香ばしい香りが食欲をそそる。是非進めたい逸品である。

同時期、食卓に上がった中に、一風変わったものがあった。それまで食べていたジャコ(煮干し)と落花生を炒めて粉にしたものと違う、妙なものである。親たちは何であるか言わなかったし、ボクも落花生抜きのジャコと思い込んでいたので、敢えて訊くこともなかったが、ある日、土間の壁に皮を剥いだマムシが干してあるのを発見した。
そういえば、粉の中にジャコにしては長い目の、白くて細い骨が混じっていたように思う。だが、あれはタンパク質というよりカルシウムではないのか。

jibachi.jpg

スポンサーサイト

<< 前の記事へ | HOME | 次の記事へ >>

コメント

増田幸三(将棋で有名な人)はほんとうにユニークな人だったらしく、ケネディの弟に説教などをしたらしい。

この彼が、幼い頃のことを書いているエッセイがありました。一芸に秀でるということはこういうことか!と感心するほど、それは素晴らしいエッセイでした。(あれは、書くことの焦点が絞られているんだろうと思う。)

そのエッセイに、彼が刀で小学生の女の子に切りつけたんだって、で、お爺さんが怒って頭をボカボカなぐったらしい。すると、ボーッとしてなにも考えられなくなったという。

こんなことで病弱な少年時代だったんだけど、「滋養」のあるものを摂らなきゃいけないというわけで、彼が自分で蛇の捕獲をはじめたらしい。その呼吸について書かれているものがあった。

蛇だけじゃなく魚もだけど、ボーッとしていると(つまり気配を殺していると)すいすい寄ってくるんだって。で、ぎゅっと握って捕獲するというようなことだった。おもしろいエッセイだった。

ちょっと、これを思い出しました。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL

 | HOME | 

プロフィール

natsumiryo

Author:natsumiryo
FC2ブログへようこそ!
夏海 漁の
悪ガキワールドへようこそ!

FC2カウンター

フリーエリア

フリーエリア

月別アーカイブ

フリーエリア

フリーエリア

翻訳できるよ!

ブログ内検索

Powered By FC2ブログ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。