昔遊びと悪ガキ

キラキラとした別世界。・・・今考えると、これほど外の世界が魅力的に感じた時代はなかった。

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叔父の中の戦争――(21)

2007.12.04 (Tue)

国家を新しく建て直すには、一旦、国を解体して一から出直すしかないという言い方があるにはある。が、日本という国を意のままに操縦するためには、力ずくで叩き潰すしか手立てはなかったと言い切る、アメリカ流の価値観。そして、彼の国の思惑通りに日本は見事に解体され、アメリカ抜きでは立ち行かなくなったというのが、今の日本なのかも知れない。

ところが当時の帝国日本は、アメリカの思惑と相反する側面から発想した戦争であったのも事実である。今思えば。
ということは、つまり“世界中を星で塗り潰したい”という風にも受け取れるアメリカの本音と、ある意味共通していたのではないか。これも今思えばだが。

相手国がどう考えていたかはともかく、確かにある時点までは、日本の思う通りに事が運んでいたのだろう。しかし、圧倒的な国力の違いがあることくらいは、どんなボンクラでも、国の中枢にいたなら分かっていた筈なのに、それを日本特有の精神論で補い、“神風”を信じたところに無理があった。

その差は歴然としていた。何しろ原爆という最終兵器を持つ国を相手に、竹ヤリで挑ませようとしていたのだから、これは笑うしかない。
精神論。これは国家的に行われた“狂信的人間改造”であり、とどの詰まりは一億総玉砕という末路であった。

世界大戦以降、アメリカ主導のもとで行われてきた朝鮮戦争、ベトナム戦争。最近では湾岸戦争からイラン・イラク戦争に跨がり、ベルリンの壁の崩壊と同時に冷戦状態が終結。イラン・イラクの停戦を境にエネルギー争奪戦と局面を変えている。

〈本質的に、アメリカの真意は昔も今も変わっとらん。政治的にも経済的にも、自国の利益になる国だけをターゲットにしとるのも、アメリカらしい考え方だ〉と、叔父が言うこともあながち外れてはいないと、俺も思っている。

“世界の警察”だなどと美論的立前論を並べて憚らない。しかし背景が何であろうと、所詮、戦争は戦争で殺戮合戦以外の何ものでもない。犠牲になる多くは、武器を持たない弱者なのだから。そして、いつの時代であっても勝者は敗者を“賊”として裁く権利を有しているという。恐ろしいことだ。

日本が始めた戦争がどれほど身勝手で無謀であったかは、歴史的に証明されている。が、それが事実であったとしても、ナチスを台頭させた「ヴェルサイユ体制」の不均衡さで分かるように、日本も“窮鼠猫を噛む”に至ったことも明々白々ではないだろうか。

そして世界を恐怖のどん底に陥れた9.11。
テロ行為は断じて許してはならないし、撲滅しなければならない。しかし、と思う。
テロ行為が何故起こるのか? 何故なくならないのか?
この国を司る人間、そして、世界基準である立場の人間たちは、どうしてそのことを本気で考えようとしないのか不思議に思う。

〈やられたらやり返す〉という“復讐の連鎖”。“やり返す”にはそれなりの理由があるのと同様に、“やられる”理由もあるもの。そこを考えないで“やられた”からという前提でしか物事を考えないのは、古代ローマ帝国から何も変わっていない証明ではないのか。

とはいえ、特定の国だけを嫌悪感の対象だとは思っていないし、歴史的に見れば多くのヨーロッパ諸国も、そして古代ローマ帝国やアッシリアも同じ道を辿ったという事実。そういう意味で“良い大国”、“まともな強国”と言える国家は、歴史上存在しないのではないかと思う。

   つづく

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コメント

小説から離れて―――。

刺激的な挑発を繰り返す海賊ヤロー、ストリート・ギャングめ。また、挑発してるな。…ったく、もう~。

(「みつ子の魂百まで」って言葉があるけど、ったく、もう。ワルガキの魂は衰えること知らず、ますます成長したワルガキになっとるぜ! と天敵であるお爺さんは言っとると思う。この爺孫の天敵関係は、ぼくは楽しい感じがしている。)


さて。

『国家を新しく建て直すには、一旦、国を解体して一から出直すしかないという言い方があるにはある。が、日本という国を意のままに操縦するためには、力ずくで叩き潰すしか手立てはなかったと言い切る、アメリカ流の価値観。そして、彼の国の思惑通りに日本は見事に解体され、アメリカ抜きでは立ち行かなくなったというのが、今の日本なのかも知れない。

ところが当時の帝国日本は、アメリカの思惑と相反する側面から発想した戦争であったのも事実である。今思えば。
ということは、つまり“世界中を星で塗り潰したい”という風にも受け取れるアメリカの本音と、ある意味共通していたのではないか。これも今思えばだが。』(引用)


さて、さて。
・「国家を新しく建て直すには、一旦、国を解体して一から出直すしかないという言い方がある」…これは、ぼくもそう考えています(文意とは逆のところだけを引用したけど)。

ともあれ、どんなことでも「辻褄合わせ」で再出発できるものではない。

・「アメリカ流の」支配というのは当初は、Y詩人が言うように(ぼくは影響をうけている)、この国が文化人類学を成立させたように極めて精緻なものだった。つまり、考えつくされた融和的なものだったと思います。

だって、チョコレート~と言いながら子供が走っていたのは米軍のジープですよ。子供のみんなはアメリカが好きだった。アメリカっぽい「あけっぴろげさ」が好きになったんですよ。

つまり、信じてもいないのに「天皇の!」なんていいながら陰々滅々とした規制倫理より、ジープにヌードを貼り付けてチョコレートを頬ばっているほうが普通だし自然だと思ったのです。女性でも子供でもなんでもいいですが、日本の兵隊さんより、アメリカの兵隊さんと恋愛したり、仲良しになるほうが、自分にとって普通だと思ったわけです。

・反アメリカ=反米の感情は、別のところから発生してきた。こう考えています。アメリカが好きなくせに、アメリカが嫌い。ここは日本の後進性の複雑な(コンプレックス)なところだと思う。

・もちろん、アメリカがいいというのではない。アメリカは経済国家だから、経済の論理で軍事も動く。第二次世界大戦への日本の参戦も、経済的締め付けがあって、そうせざる得なかった。つまり、アメリカは強制的に誘導したともいえると思う。

アメリカは、徹頭徹尾「国家資本主義・国家」だと思う(「国家社会主義」というのはあるんだけれど、「国家資本主義」ってのは用語にないと思う)。

・『アメリカ抜きでは立ち行かなくなったというのが、今の日本なのかも知れない。』
これは、なんとなく同感です。

だらしのない日本。


でも、個人的に―――。
ぼくたち(ぼくと、たとえば夏海さん)はダラしないと思いますか? ぼくは、そうじゃないと思っている。

アメリカ人と比較すれば背は低いし、全体的な体力はないかもしれないけれど、それなりのガッツとか…いろんな存在感は示せると思う。こういうことって日本人同士でも同じことなわけで、アメリカや日本や韓国や中国とかいうことではなく、普通に個人的な評価ができているということだと思う。

ぼくが知っている知人では、米とアジアの国籍の人だけど、個人的な評価しかできない。**さんがアメリカ人であろうがなかろうが、**くんが韓国の人であろうがなかろうが、いい・悪いは、ぼくの判断であり、同じように、ぼくも、そのように判断されている。こういうのが「インターナショナル」というものだろうと思います。


つまり、実際のところでは、「国」なんて意味がない。

あるのは、為替レートのなんやかや、云々…。馬鹿馬鹿しいことだけです。現実的にはアホな公務員がひとりPCの前でアクビして、キーを押し忘れたとかそんなことに還元されてしまう。

また、アメリカが世界中を星印にしたいなんて思っていない。(だって、シンドイだけじゃないか)。また、日本が第二次世界大戦へ参戦したのも、アジアを日の丸で塗りつぶしたいとは思っていなかったと思う。

ようするに、理屈を展開するときに、「国」なんて建前レベルのものだし、不毛でしかないと思うわけです。もちろん「こういう考えで、当時は動いたんだ」ということをアバウトに示す意味はあるろは思うけれど(あんまり、これも信用できないけれど)。

日本は、アメリカ、中国、ロシア…と戦争した。この戦争の「どれ」が正しく、どれが間違っていたのか。意味がないんだなあ、こういうことは。勝ってプラスもあり、負けてプラスもある。

ということは、戦後の日本はアメリカナイズされようが、中国ナイズされようが、日本は日本の「汚さ」を示し続けただろうし、アメリカナイズされたから、そうなったのではない。この逆のこともある。(自国の汚さを、アメリカに押し付けてどうする)


「真打ち」です。

日本の先の戦争は、ひとつは、戦略戦争という面があると思う(石油確保の意味)。でも、これを強要したのはアメリカだということもある。「兵糧攻め」の結果という面が強い…と、ぼくは思っている。

だが、強要された侵略戦争なんて、語彙矛盾・論理矛盾です。でも、こうなった。こうした。でも、こういうものが「戦争」というものかもしれない。

夏海さん自身の戦争も、ほとんど「強要された(=甘言にまどわされた)****」なんではないだろうか。戦争に引き込まれたというより、突然、戦争と(しかも、その戦争の終戦)が襲いかかってきたんでしょ。

他人の体験に、口幅ったく踏み込んで語るのはどうかとは思いますが、カチンとくることはカチンとくる。しかし、戦争って、こういうものだということもある。倫理も正義も何もない。戦争は戦争でしかない。、

一般論的な、論理や理屈の応酬を超えて、戦争の「実相」を暴くこと、戦争の実態を暴くこと。今、平和なときに…あるいは日常のなかの見えない戦争下で、それを示しておくというのも大切なことだと思う。だから、夏海さんが、これを書こう、書くことに何かがある!と感じたことは正しいと思います。

ぼくは、アメリカも日本も中国もロシアも北も…、いわば「国(の政治や産業などを)」を牛耳っているつもりの人種たちによる、阿吽の呼吸による、ある種カルテル意識があると思っています(この意味では、陰謀論者です)。

北と大阪府のGDPを比較してみようと思ったんたけど、データの見方がよくわからなかった。でも、ぼくは大わくでは大差ないと思う。というわけで、まったくわからないんだけれど、まあ、大阪府程度の実力しかない北が、なぜ、口はばったいことを言えるのだ。

これは北が「国=国家」だからだと思う。国だからこそ、「外務省」っていうのは北の尊厳を尊重するのだと思う。国でなかったら、屁でもない地域でしかない。


この意味でも、日本がアメリカの属国だったということはないと思う。もし、そんな感じがあるのなら、最初から「そんな国」だったのだろう。

ただ、属国と思われているのなら、また、日本人がそのように思っているのなら、それは「属国」だと思う。北は、あんなに惨めな国でも、それでも「国」としての面子を保とうとしているじゃないか。

ということです。

**

フリーな時間がとれれば、電話しようと思う(旨いコーヒーも飲みたい)。でも、やや期待薄。ちょっとしたことでも足元があやしくて、どうしても付きっ切りになってしまわざる得ないんだなあ。

ぼくもフラストレーションがたまっている。

この小説を草稿として、この馬力で壮大で、かつリアルな小説を期待しています。

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