昔遊びと悪ガキ

キラキラとした別世界。・・・今考えると、これほど外の世界が魅力的に感じた時代はなかった。

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「となりのトトロ」みたいな。

2008.03.10 (Mon)

最近観たテレビ番組に、憧れのファッションについて放送されていた。その中で、特に若い女の子の憧れ的ファッションが、何でも男の子の学生服(学ラン)だったという。不思議なことだ。

ファッションなど無縁で、しかも規律を重んじ、“男は男らしく“が一般的な考えであった時代ならともかく、街にファッションが溢れる自由な今の時代に、不自由極まりない象徴のような学ランが、実は女の子の憧れであるというから驚きである。

ボクの学生服の学生生活は小学校から始まっていた。もちろん小学校では、学生服着用が義務付けられていたわけではない。しかし、それさえ着ていれば他に考えることも着るものに困ることがないというのが、親たちの考えであったように思われる。

とにかくボクの小学校時代の写真は、冬はセーター姿、それ以外は黒い学生服、それもツメ入りではない“襟”のついたものであった。でも、いくら雪国の田舎であっても、さすがに夏はそうはいかない。半ズボンにゴムぞうり、ヨレヨレのランニングと丸刈り頭に帽子というスタイルであった。

写真にも、記憶ににも、それ以外の服を着た覚えがない、まるで「となりのトトロ」に出てくる、自転車を三角乗りする悪ガキ「大垣カン太」そのものであった。

履物も実に粗末なもので、多くはゴム性であった。藁ぞうりを履いたことこそなかったが、藁ぞうりをかたどったゴム性のぞうりや「タングツ」といった黒いゴム性のタウンシューズ、冬は毎日ゴム長靴で通した。

あれは5年生の頃であったか。近くに住む中学生がツメ入りの学生服に、白い運動靴を履いて、颯爽と歩いている姿を発見した。その時からボクは、早く中学生になってツメ入りの学生服を着て、運動靴で学校へ行きたいと、そのカタチに憧れ、汗と埃に塗れてヨレヨレになった学帽の、金色した桜型の中に「小」とだけ刻まれたそれをながめていたことがあった。

古いアルバムの中に、小学校の修学旅行の記念写真が何枚かある。それを見て時々恥ずかしくなることがある。たった十数人の学童が、大阪城公園らしきところで昼食をしている一枚で、どこかの木の木陰で地べたに座り、弁当を広げている。

ボクは水筒のフタを開けている。その回りで弁当を食べている仲間や、隣の子と話している女の子。女の子の何人かは、セーラー服のスカートの中まで見えている。おしげもなく全開させて映る、その女の子は今、中年の真ただ中である。

ボクはといえば、白髪混じりのロン毛をポニーテール風にして、黒のニット帽を被り、大阪の街をデザイナー気どりで歩いている。あれから半世紀近くになり、カン太も変われば変わるものだと苦笑しきりである。

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