昔遊びと悪ガキ

キラキラとした別世界。・・・今考えると、これほど外の世界が魅力的に感じた時代はなかった。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

食物連鎖の恐怖。

2008.10.07 (Tue)

先日、あるブログの書き込みを読んでいて思い出したことがある。

その話しというのは、その人が会社の人とうどん屋で話していて、「ベトナムのメコン川では、上流からウンコが流れている」から、食物連鎖に及び、栄養豊富に成長した魚を人さまが食し、再びメコン川へ流れていくというオチであった。

スチュエーションがうどん屋だったことが、実に面白かった。

というのは、メコン川はともかく、”下”のモノと”うどん”、それに食物連鎖とくれば、中年以降の人が想像力を逞しくすれば、思い当たることがあるだろうと思ったからである。

メコン川流域では魚。で、日本では、少なくともボクの中ではだが、畑の野菜を思い浮かべる。

あの頃の畑の作物は、何故、あれほど美味しく育ったのだろうかと、つい想像していまうのだ。もちろん土が肥えていたからだと思われるだろう。だがその土は何故、栄養豊富なのかだ。

今なら人工的に作った肥料や、清潔な天然肥料が主流になっているから、まさかメコン川に流れる同類のモノが使われていようと誰も思わない。

しかし、その昔はそうであった。
以前、「コエタンゴ」で語ったように、昔は人や家畜のそれを土の肥として利用していたのである。だから、作付け時には村じゅう、芳しい香りがしたものだ。

人間が一旦出したモノを、いかに間接的ではあっても、再び口に入れることを思えば、食欲をなくす以前に発狂でもしそうである。原形を想像すればだが。
むしくい.jpg

それはそうであろう。キャベツや白菜の葉っぱに、小さく融けた新聞紙の欠片(昔は”下”の始末は新聞紙に頼っていた時代があった)などが、ベッタリへばりついっていたりするものだから、さすがに仰天もするし、ましてや、何も知らない都会の人なら卒倒しかねないだろう。

しかしよく考えてみると、これこそもっとも安全なものだと言えるのではなかろうか。カタチや臭いはさておき、元はといえば人間が出したモノなのだから。

話しは少しズレルが、検便をマッチ箱で提出していた時代のことである。
何の話しか分からない人に簡単に説明すると、健康診断に必要な検便は、今はスティック状のものを使い、清潔さでは完璧であるが、ボクが小学生の頃は、マッチ箱に現物を入れて学校へ持参したものである。

しかも、検査に失敗しても大丈夫なようにと、予備のモノ用にたっぷりと入れてである。だから、提出日となれば、教室のそこかしこからプ~ンとえも言われぬ臭いが漂ったものだ。

検査は全校生徒分だから、相当、日数がかかったと思う。一ヶ月かそれ以上か。
結果が出るまでの間、落ち着かなかった。自分の出したモノから何が出てくるのか。何もないか、それとも恐ろしい病気を宣告されるかも知れない。などと、心配は尽きない。

その頃、サナダムシなるものが、ボクたちの中では特に恐れられていた。サナダムシは腸の中にいる長い寄生虫のことで、長いもので10mにもなると言われていた。

サナダムシは腸の中で育ち、やがて腸の壁を喰い破り、人を殺してしまう虫だと、大人たちから聞かされていたのだ。
普段は、サナダムシの「サ」の字も思い出すことはないのだが、検便の日から結果が出るまでの間、「自分はひょっとしたら、もう既にサナダムシに食い荒らされているのではないか」と、恐怖で、夜も眠れないこともあった。

ボクは、普通の虫は何ともなかった。ただ、単細胞生物や原始的な構造を持つ生物の生態を見ると寒気がしたものだ。今でこそ、釣り好きなので何とかミミズには慣れているが、身体の途中でプツプツ切れて、どこからでも再生するような生き物は、正直、好きではなかった。

だからサナダムシも同じように途中で切れて、再生してどんどん増え、その内、占領されるかもしれないと思っていた。

サナダムシほどは怖くなかったが、もうひとつ、恐ろしく気持ちの悪い生き物がいた。それは回虫といって、成長すると、ちょうどうどんのように白くて細長いカタチをしていた。ボクたちはそれを、カイチュームシと呼んでいた。

カイチュームシは、実は殆どの生徒が持っていた。
持っていた。つまり、お腹の中にいたということである。要するに、目に見えない寄生虫の卵が口から入り、お腹で成虫になってうどんのようになるわけである。

何故そうなるか。それは、人間が排泄したモノを畑の肥にし、作物の成長過程に足すのだから、土や土中の芋類はもちろん、青野菜の葉っぱにも付着してしまうからである。

だから、しっかり洗っていなければ、運悪く口に入ってしまうのだ。
知らずして口から入ったそれが、消化器官を通過する間に卵が孵る。その卵が長い時間をかけて腸の中で、大きく長く成長するのである。

検便の結果、必ずカイチュームシがいたかどうか知らされた。
たとえば、「お前のウンコの中に何個あった」というようなものである。そうなると、教室じゅう大騒ぎである。運悪くカイチュームシが出た生徒は悲惨であった。暫く「カイチュームシ」とあだ名されたのだ。

カイチュームシが見つかった生徒には、薬が渡された。俗に「虫下し(むしくだし)」と言われる薬である。
その薬を飲んで暫くすると、虫が下っていくのである。

さあ、その虫は一体、どこをどうやって体外に出ていくのか、である。

スポンサーサイト

<< 前の記事へ | HOME | 次の記事へ >>

コメント

No title

夏海さん、お久しぶりです。
この度の、昔の話、場面場面が懐かしく、頷きながら、よませていただきました。
夜も眠れなかったんですか。子供のころから、いろんなことを考えたんですね。
虫下し・・・私もお世話になりました。
出てくるときがいやだったのを覚えておりますよ。

No title

どうもお久しぶりです、ほのぼのさん。

すみませんね、不潔な話しが多くて。
でも、こういう話しってワライがつきまといますので、つい多くなるんです。ご容赦を。

そうですか、ほのぼのさんの経験ありましたか。
それはそうですよね、同年代ですから知らないとは言えません。はははは・・・。

虫が出てくる時、すぐ分かるんですね。
モゾモゾしてくるんです。
なんとなく気持ちいいような、絵を想像すると寒気がしたり、複雑な思いがしたものです。

マッチ箱!

御無沙汰しています。
そうですね、うどん(笑)大受けしました。

おいらの時にはすでにスティック状のものに変わっていましたので、
マッチ箱での方法は話で聞いたレベルです。

部長に「マッチ箱って徳用のヤツですか?」と聞いたら、
「ちがうよ、普通のやつだよ!」と大笑いされました。

普通のマッチ箱でも臭うのでしたら、徳用だったら・・・おーこわ!

最近、回虫持ちが増えているそうです。
有機栽培の野菜が増えているからだそうです。

でも、虫も食べない野菜って・・・考えてみたら不気味ですよねぇ。

No title

ということは、部長さんは、私と同世代なんですかね。、マッチ箱の。

ところで、回虫持ちが増えているって本当ですか?
周辺では、あまり聞いたことがないですが。
そうですか。有機野菜が店頭に並ぶだしたようですから、そうかも知れません。

ちょっと気になるのはね、お店で買った野菜からの発生なのか、農家で発生したのか?ですね。

有機野菜と寄生虫

部長は、今年で赤ちゃんちゃんこです(笑)。ご本人は50代といっていますが。
となると、夏海さんより先輩になりますでしょうか?

さて、有機野菜の定義には「人糞は使わない」となっているそうです。
(某委員会で決定した話だそうです。)

となると、寄生虫は動物由来となるかと
おもいます。

堆肥にするときには高温になるので、普通で考えると卵も死んでしまうはず・・・なんですが、
ちゃんとした発酵をしていない堆肥を
使うと、生き延びる寄生虫もいるそうなので、そのあたりが原因でしょうか?

また、有機野菜で農薬使っていないから
安心と過信して、あまり洗わずに食べてしまう・・・のも原因では?と思うのですが。

No title

赤ちゃんちゃんこですか、面白い表現ですね。
ねずみさんのブログでは、部長さん、ずっと若いのかと思っていました。そうなんですか。5年ほど負けました(笑)。

「人糞は使わない」の定義は、おっしゃる通りのようですね。
ただ、たぶん流通ものではないのでしょうが、今でも所によっては「田舎の香水」を嗅ぐことがありますよ。

動物由来で、たまたまHPで見てびっくりしたんですが、犬、猫のペットとの接触でも、寄生虫を取り入れてしまうことがあると、載っていました。案外、怖いことがあるようです。

でも最近、除菌・殺菌用の商品が出回っていて、それがかえって抵抗力をなくす原因の、手助けをしているのではないかと思えます。

適度な時期に殺菌するのはいいですが、人間が生きているということは、雑菌や寄生虫と共存しなければならないことでしょう。
シュッシュと吹きかけても、結局はなにも変わらない。

適度な雑菌は持って、免疫にしておいた方がいいのではないか、と思います。はい。


コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL

 | HOME | 

プロフィール

natsumiryo

Author:natsumiryo
FC2ブログへようこそ!
夏海 漁の
悪ガキワールドへようこそ!

FC2カウンター

フリーエリア

フリーエリア

月別アーカイブ

フリーエリア

フリーエリア

翻訳できるよ!

ブログ内検索

Powered By FC2ブログ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。