昔遊びと悪ガキ

キラキラとした別世界。・・・今考えると、これほど外の世界が魅力的に感じた時代はなかった。

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危うい遊び

2008.12.01 (Mon)

誰かが言った言葉に「怒りゃふくれる、叩きゃ泣く、殺しゃあ夜中に化けて出る」というのがあったが、あの頃のことを、後々思い出せば、まさにその通りだなあと苦笑する。とはいえ、女の子を叩いたこともなければ、まさか殺したことなどある筈はないが。

まったく興味がなかったのではない。だが、自分の生き方を否定するかのような異性の存在に、子どもながら、扱いにくいとは思っていたことは確かだ。

男も女も、いわば中性的なものであった小学生時代も、高学年になるにつれて異質な存在になっていった。言葉遣いも変わった。体つきも丸くなり、洗濯板のような胸もプックリしてきて、体育の時間などは目のやり場に困ったほどだった。

6年生の頃だったか、ボクらの教室の隣には、理科の実験室があった。あまり使うことのなかった薄暗い部屋であった。その教室の隅っこの腰板が一枚だけ外せるようになっていた。

実験の時以外は滅多なことで出入りすることはないのだが、ある日の体育の時間が始まる前のことである。男子がさっさと運動服に着替えて、おおかたの生徒が運動場に姿を消した。

しかしその後、クラス一の悪ガキTが、その理科室にボクを誘い込んだのだ。ボクはまた、そいつが何か言いがかりをつけて、ケンカしようと企んでいると勘違いをして身構えた。が、そうではなかった。

Tは理科室に入りなり、自分の口に手をやり、シーと言って、例の腰板のところへ引っ張っていった。Tは腰板の板と板の隙間に爪を当てて、クイっと持ち上げ、それを剥がしたのである。

壁の中は空洞になっていた。Tは、その空洞に顔を押し当てて、ボクに手招きをした。空間からは、細く光が漏れていた。Tに誘われるまま、ボクも穴の向こうを覗いた。女子生徒の姿が飛び込んだ。

それにしても、いつ、誰があの仕掛けを作ったのか分からない。ともかくこの一件は、幸い(?)にもバレることがなかった。
やがて幼稚な遊びも卒業して、中学に入った。中学に入ると、今まで霧にかかったような、愚鈍で山猿のような生活が一変した。

自分がいかに幼稚であったか思い知らされたのだ。入学して間もなく、まるで他人事のような「受験」という言葉が飛び交い、それこそ恐怖の中で、身の置き場所に困ったものである。

「今日から受験が始まっていると思え」などと、脅迫めいた言葉を連発する教師。周囲を見渡せば、小学生の時と違って妙に大人びた会話が、自分の頭の上を行ったり来たりし、これが同年代かと思うと、何か絶望的なモノが支配した。

大人への準備段階ともいえる、つまり、駅伝でいうなら第一走者みたいなものであっただろう。しかし、そういう恐怖観念の渦巻く微妙な小社会にあっても、まだまだ幼稚さの抜け切らない奴はいるものだ。

時をおかずして、クラス一の悪ガキMと子分格のYの3人がツルむようになった。ボクは再び、悪童への道を歩むことになったのである。その数々の行いについては甚だ赤面もので、物語るには40年以上経った今も、さすがに躊躇せざるを得ない。(つづきは後日?)

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コメント

No title

こんばんは♪
私は、真面目な?普通の子だったと思います。
が、懐かしいお話ですね。Mさん、Yさんとの悪行・・・明日が楽しみですよ。
写真、面影を覚えています。

No title

こんばんは、ほのぼのさん
この写真、2年生(小学)のものしか見つからなかったんです。ボヤーッとしてるでしょう。

5年後は若干変わってるし、今は、まるで面影ありません。(それはそうでしょう)

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