昔遊びと悪ガキ

キラキラとした別世界。・・・今考えると、これほど外の世界が魅力的に感じた時代はなかった。

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スズメ談義。

2009.07.08 (Wed)

スズメって食べられるんですか? とか、そんなに美味しいんですか? とか、どこで売ってるんですか? スズメ屋さんですか?
この質問は、D師匠のブログ友だちとの会話である。見事なまでの素朴な質問だ。だが、当然といえば当然な質問である。何しろ、進化した日本の、狂気と言えなくもないグルメ的食習慣の中で、「スズメ」と「食」とを結びつける人は、誰ひとりいなくなったのだから。たぶん。


スズメ落とし.jpg


どこの公園でもいる、無遠慮で平和の象徴ハトは、ブラジルの食卓で普通に食されていると聞くが、ボクはそれを「食」と結びつけることはできないし、考えたくもないのだが、ことスズメとなれば話しは別である。

あの味を覚えてしまったからには、地どりの焼き鳥を売り物にしている、かの『G亭』ですら叶う筈がないと、ボクは今でも思っている。

ちょっと話しは逸れるが、ボクが今通っている、ある会社のビルの前のケヤキの木の上にはカラスが巣を作っていて、時ならぬ狂騒を発している。そしてまた、親に見捨てられたハトのヒナが、非常階段の踊り場で若い社員の手によって、旅立ちの手を貸している。ハトはハトでもヒナの内は可愛いものだ。

親代わりの若者たちが近づくと、ピーピーと鳴いてエサをせがむ。だが、あのピーピーはいつ、クルルかポッポか知らないけれど、小憎らしい鳴き声に変わるのか、とりあえずの興味である。

話しを戻そう。
そのD氏のブログ友だちのことである。仮にAさんとしておこう。Aさんは医療関係に従事され、ギタリストでもある。そのAさんはボクと同年代(あるいは、失礼ながらそれ以上かも知れないが)であるにも関わらず、スズメを食していたことを知らないという。女性であり、しかも人の命や健康に関わる職業柄、あの小さくて可愛らしいスズメを食されるなど、考えたこともないのであろう。

農薬や排気ガスの中で必死に生きている姿を見れば、時にはエサを与えることだってあろう。当然であり、Aさんの優しさでもある。だから、庭先にエサ台まで作り、野鳥とのパラダイスを描こうとしたに違いない。

しかしエサ台のエサには近づこうともしない。エサ台に何か仕掛けがあるのか、と警戒したのだろうと思ったのは、かつて彼らを食したという前歴あるボクだから、そう思ったのかも知れない。
ともかくAさんは、エサ台に撒くことことを諦め、地面に撒いた。すると状況が一変してエサに群がった。Aさんのパラダイスが達成された一瞬である。

野生のスズメはある意味、人間は天敵とも言える。人間の臭いを敏感に捉え、警戒した上での行動であったのだろうか、それとも単に受け継がれたDNAによるものだったのか、いずれにしても謎である。

人間とスズメの関係は、遥か昔、人類が穀物を食し始めた頃からの長い付き合いである。それにも関わらず、未だ親密な関係に至っていないのも事実であろう。

「スズメは旨かった」などと、Aさんの微笑ましいパラダイス的世界に水をさしたのは、他ならぬボクである。だが、かつて(子どもの頃)スズメを食したことは、紛れもない事実であり、一度や二度ではない。

収穫時の農家では、スズメやイノシシと格闘するのが常であった。
収穫前の田畑にイノシシが現れると、スズメ相手とわけが違い、ことは重大事件になるが、かつては、山中にまだまだエサになる木の実が豊富で、滅多なことでは里に下りてくることはなかった。
その点スズメは臆病であるが、目がいいし羽という武器を持っている。脱穀の隙を狙って命の次に大切なお米をくすね、追い払っても追い払っても、しつこく押し寄せてくるのだ。

小学生になるかならないかの頃、脱穀を始めようとしていた父から、遊び半分で「スズメ落とし」の秘技を教わった。漫画のような秘技である。
仕掛けは、大きな竹ざると木の枝とヒモだけである。と言えば、ボクと同世代以上ならば、おそらく身に覚えがあるかも知れない。

まず、スズメの集まりそうな場所に少しだけ穴を掘り、その中に籾を入れておく。穴の上に竹ざるを斜めに置いて、一方を木の枝で支えてスズメが入りやすくしておく。支えの枝の下の方にヒモを結びつけて、ヒモの反対を持って陰に隠れる。
やがてスズメがチュンチュンと仕掛けに集まってくる。エサに夢中になっている隙を狙ってヒモを引っ張ると、竹ざるが落ち、一網打尽にするという仕儀である。

しかしだ、これが上手くいかないのだな。彼らも必死である。ざるが落ちるより早く、一瞬にして消えてしまうのである。人間とスズメの知恵比べなら、完全に負けたことになろう。
(最後にAさんすんません)


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コメント

No title

こんばんは♪
遊びながら学ぶを、子供の頃から、実践されていたんですね。
湯村の街中で、なんにも知らないときを過ごしていたように思います。
私がいっているブログで、ようこさんがおられるのですが、岩手の釜石では、カモシカが大事にされているそうです。
悪さもするんでしょうが、共存共栄?ってとこでしょうか。
昔のそんな暮らしなつかしくないですか。

No title

ギタリストだなんて いってもらっちゃって・・・・
なんか はずかしいです。


そうだね~ すずめって とってもかわいらしくって エサやりたくなっちゃうけど・
稲を 作ってる 人にとっては そんな
悠長なこと いってられないんだよね~~

苦労して。。 それこそ命の次に たいせつな コメを たべちゃう スズメは かわいいなんて いってられないものね~.

コメは つくったことないけど、 じゃがいも
今年うえて  茎を ネッキリムシに
やられてしまって、 クッソ~~~
だったから  きもちは わかるつもりです。


でも 、 スズメも ほんとかしこいし、 
運動能力も すごいね。
スズメとり の ザルが おちてくるまえに
とんでいっちゃうんだ・・・
すごいね。

スズメも 生きるか死ぬかの せとぎわ
だもの 真剣 なんだろうね・

うまちゃんの おとうさん ってかたは
ほんとに 本格的な 農家のかただった(過去形にしては 失礼かな? 現役だったらすいません)
んですね。 いろんな知識も いっぱい
もってらっしゃるんでしょうね。
伝授してもらいたいくらいです。

うまちゃん ウドンコ病棟とか いってたよね~~ たしか。
伝授は してもらえなかったんだ・・・。
もったいないね~~。

No title

田嶋陽子への嫌悪の記事。

ほとんど、ぼくからの罵詈雑言なんでねえ。どこからかクレームがきそうに思ったから非表示にしたわけです。

でも、どこか本気で、あんなふうに他の女性を食らって生きる人間(女性)がいるからこそ、女性の地位は上がらないのだと思う。共食いする種に、知性を感じないし、共感がわかないのです。

No title

ほのぼのさん

「遊びながら学ぶ」を実践してたら、今頃もっと賢くなっていますよ。「遊びながら遊ぶ」は、日々実行してましたが。

「共存共栄」ですか。
難しいことです、それは。ボクが思うにですよ。
ペットや家畜は別にして、人間は、理性はあっても身勝手になる一方ですし、野生の動物は人間ことなど考えて行動してないしね。

今となっては、「共存共栄」を実行しようとするなら、忍耐と膨大な経済力が必要だと思う。
でも、いずれはしないといけないでしょうね。


No title

りんりんさん

ギタリストですよ、既に。

それはそれとして、スズメを食べたのは、憎くて食べたのではないですよ。だいいち、スズメの他に野うさぎ、イノシシ、タヌキ、カモ、マムシ、カタツムリ、カミキリムシの幼虫、イナゴ、タニシ・・・。
(切りがないからこの辺で)

かつては貴重な食料だった、ということです。

確かに米を横取りするスズメは鬱陶しいものでしたが、仮に大群であろうと僅かなものでした。

農業はお金にならないから、というのがオヤジの持論で、ボクにはやらせたくなかったらしいです。ボクも若い頃は絶対やらないと考えていましたから、教わる機会がなかったんです。

で、今更のように田舎暮らしや菜園に憧れているのです。まあ、まだオヤジは元気ですから、少しずつですが教わってはいます。

No title

nineupさん

何を言おうと関係ないでしょう。
本当のことなんだから。
ボクは消してほしくなかった。

「M」なら、あんなこと書けば、たちどころに集中砲火を浴びるけど、ここなら何でも書ける。
「M」か。
そういえば、ほとんど見てないな。どうなってるんやろ。

あそこは巨大な村社会だと、いつか言ったことがあるでしょう。
ほんまにそうだった。
本当のことを書いても議論にならない。


あついですね

お久しぶりです!
私もサザエさんのワカメがやっているのを見て、ザルでスズメをつかまえようとしたことがありますよ。なつかしいです。

お元気ですか?
最近、夏らしいイベントをはじめましたので良かったらブログ見てくださ~い。
http://blog.sensuidream.com/

No title

若菜ちゃん、久しぶりやね。
ブログ、時々見てるよ。

オカルティック☆オールナイトって何?
オモシロそうやね。
オカルトの体験したことないけど、
どんなんやろ。

あんまり幽霊とかお化けとか信じない方やから、
あっちも寄り付かないのかな。
そんなんがおったら、是非見たいものだね。

学生の頃ね、友だちが「見た」と言うんや。
幽霊、幽霊!
で、幽霊見たさで出たという場所を
見張ってたことあるよ。
そいつはね、新聞配達してて、いつも通る池で
見たと言うんや。

あんまり真剣にいうもんやから、
ほなら二人で見張ったろ!
ということになって、行ったんや。
雨が降ってた。
朝の、たぶん4時頃やったかな。
アホみたいに傘さして、蚊に食われながら。

アホみたいやなくて、アホやがな。
出~へんかった。
「幽霊も忙しいんや!」とか
「遅かったんかな?」とか言いながら。

そんな、オモロい話しあったら
絶対教えて。



面白い

懐かしいテーマだ。記憶を蘇らさせてくれてありがとう。
まだまだ農薬が使われていない時代。黄金色の上をにぎやかにおしゃべりする雀たち。そして稲をよく見れば「イナゴ」の集団。
とても懐かしい話です。それもつい身近な話が全国にあった。
いつ頃からでしょうか、消えたのは。

思い出すのは「霞網」ですが、雀との関係は?

都会の鰻の肝などを出す店で、雀の姿焼が出ており、食べたことがあります。店主いわく「韓国産」ですと。

やせっぽちのというのは、体の毛を抜いてあるので本当に小さく感じた。
骨っぽく、野趣にあふれた肉の味でした。周りの手、足は残してしまった。体の内臓を抜いたわずかな肉を少しだけ食べて、貴重なのでゆっくり食べますよと、酒席の最後まで残しておいて、そのまま終わった。

絵に書いてあるような遊びは体験していない。
雀や雲雀の子は、拾っても人間では育てられないと、元の場所に置いてくる様に母親に叱られた記憶がある。

変なものだ、雀の食べた記憶は薄いが、イナゴは冬の貴重な蛋白源だったことはたっぷりと残っています。

No title

中年不良探偵団さん

この「スズメ落とし」では、スズメは捕れなかったですね。
おっしゃるように別の手法、主に霞網です。
猟師から貰ったこともあります。

霞網はいま、法律で禁止されています。

それから、野兎やイノシシを捕るのに、針金を輪にして、入ったら絞られる仕掛けのワナを使ったようです。
たぶんこれも、今は禁止されていると思います。

韓国産のを食べましたか。
殆ど肉はなかったと思います。
足の付け根と背中に、カエルくらいの量の肉がついている程度です。

イナゴは佃煮にしていたと思いますが、
我が家では、あまり人気がなかったようです。

タンパク源といえば、やはり地蜂とカタツムリでしょうか。

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