昔遊びと悪ガキ

キラキラとした別世界。・・・今考えると、これほど外の世界が魅力的に感じた時代はなかった。

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インチキ占い師

2009.12.15 (Tue)

年賀状に先駆けて、この時期に決まって届く喪中ハガキ。「喪中につき・・・」というやつだ。今年、特に多いのはそういう年回りなのかもしれない。

そして気がかりのは、お墓の移転という大事業のことだ。
我が家(実家)では、お墓の移転が長年のテーマであった。「そんなもん簡単やんか!」と言われるかもしれないが、そういうものではない、らしい。以前も何度か話したが、但馬から今の朝来へ転居して40年近くなるが、未だにお墓はそのまま但馬にある。

終の住処の今の場所には、新しく墓地は購入してある。まだ更地のままだが。
お墓の移転手続きは、色々とややこしい問題がある。その地方地方によってやり方が違うらしく、また宗派の有る無しやら、檀家の問題やら複雑なのだ。それでも世帯主が長男でなければ、どこにでも自由にお墓が作れるし、宗教も自由に選択できるが、あいにく父は田舎の長男であり、但馬には父の兄弟が健在なので、その方面にも何かと気を遣うのだ。
でも、その辺りの気遣いは既になくなってはいるが、その先が遅々として進まないのだ。

お墓の移転は過去に一度経験している。ず~っと昔である。
それは、未だに残っているお墓の、すぐ近くの谷の中にあった。父は、そのことについては「記憶が薄い」と言って話したがらないが、あんな強烈に印象に残る事件を、忘れたくても忘れることはできない。

あの時はまだ祖父が健在であったから、ボクはたぶん小学生の低学年の頃だと思う。
谷の中のお墓は、殆ど陽が届かなかった。谷の瀬がすぐ下に流れていて、いつもジトッとしていた。山の斜面を削って作ったウナギの寝床のようなところ。上からは雑木が覆いかぶさり、水の音が耳鳴りのように聞こえる。

あの時、父と祖父が話していた。「陽の当たるところにお墓を移さなければ、今によくないことが起きる」と、占い師に言われたという。その頃、母の心臓病が思わしくなく、占い師に頼ったものらしい。つまり、医者も見放した母の命が占い師の霊感によって、「お墓の移転が好転のカギ」とよんだのだろう。

間もなく、お墓の移転が始まった。
ところが、その当時は土葬であったので、火葬が主流の現代のような「骨壺」だけとはいかない。土の底から骨を探し当てるのに、墓を掘り起こすことからしなければならなかった。これは恐ろしい作業である。亡くなった代々の先祖の、いくつもの墓石を取り除き、ツルハシとスコップで、まるで土方仕事のように。

埋葬された時期が10年程度なら、別の意味で怖いが、割と簡単に見つかる。だが、何十年ものになると、さすがに影も形もないのがあり、木片はもとより、きれいさっぱり土に還っていた。

ともかく、お墓の移転は無地に終わり、例の占い師による「悪霊祓い」の儀式が行われた。しかし、その数年後に祖父が急死し、そのまた5年後には母も逝ってしまった。
インチキ占い師に、いくらお金が渡ったのか知らない。だが、それ以来父はそのことを口にすることは二度となかった。




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コメント

No title

どこの家庭もいろいろありますね。
墓は代々だから
祭る人が一番いい方向にと思いますが??
色んな迷信があるから 勝手には出来ないし!!!
早く良い結論でして下さい。

No title

fumiko1177さん、お久しぶり。

今の時代に迷信を信じる人は、あまりいないと思いますけど、年寄りとか田舎では、まだ残っているところもあるようですね。
我が家では、来年の春頃には何とか決着をつけるつもりです。

No title

こんばんはーお久しぶりです。
お墓のこと・・・なかなか、面倒なことですよね。
私も、生前、母が、お墓の因縁、迷信のようなこと、また、親戚のお墓もあって、それこそ、霊感じみたことまで気にしていたことを、ずう~~っと、覚えていました。
で、母の17回忌のころに、父が寝込んで、多分長くないこともわかっていましたから、
親戚のは、更地にして永代供養に、うちのは、整理建替えしました。
よーけかかりましたね。
あと、すっきり、福来るかは????
ですけれど。。。。
来年、がんばってください。

No title

ほのぼのさん、こんばんは。
寒いね!!
お墓の移動、今頃になって「早くやればよかった」と、今更のように父は後悔してます。はっきり言って、「モノグサ」ですわ。
でも、遅くてもGWまでには終わりたいですね。
そうしないと両親が歳だし、年寄りにこれ以上、一日仕事の墓参りが続くわけがないしね。
迷信だか何だか、昔の習わしみたいなものが、色々邪魔してね、コトが一向に前に進まないのですよ。あちこちの顔色を伺ったり、我が家の宗派は今の町にはなくてね、近所にいる別の宗派の檀家さんに気を遣ったり、「青倉」という町に同じ宗派の寺が有るのを知り、紹介してもらって去年、挨拶は済ませました。
チカラ仕事の前に、既に疲れましたね。ほんと。


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