昔遊びと悪ガキ

キラキラとした別世界。・・・今考えると、これほど外の世界が魅力的に感じた時代はなかった。

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道草は、食うためにあったのだ。

2006.09.27 (Wed)

 小学校が好きだったかどうかといえば、相半ばといったところだろう。今となっては懐かしさが優先するからだ。
 当時、放課後があれほど楽しく思えたのだから、授業については嫌だったという以外にない。今は亡き桂枝雀師がいうところの緊張の緩和の楽しさが、放課後には充満していた。学校から一歩外に出たとたん、帰り道のあらゆるところが遊び場となった。そのことを大人たちは十分に知っていて、先生や親たちからは道草と買い食いが禁じられていた。だが、女の子たちならいざ知らず、ボクらに効き目はなかった。家まで20~30分のところを何時間も道草に精を出した。

 校門を出ると、秋なら紅葉の美しいパノラマがあった。ドングリや柿、栗、山ブドウなど実り豊かな自然が、ボクらを誘惑した。雑木林に入るとドングリが落ちていた。中に混じって栗もあった。イガからその実が顔を出していた。足でイガを踏み、はち切れんばかりの実を取り出した。そうなるともうイケナイ。カバンをそこらへ放り投げ、栗拾いに夢中になった。ポケット全てが栗で膨らんだ。それでも足りなくて上履き入れにも押し込んだ。気がつくと、どんどん森の中へ分け入っていた。山ブドウが「食べてくれ」といわんばかりに目の前にぶら下がっている。口の中が真っ黒になった。家の前まで帰り着くと、親と目が合った。その真っ黒の口が証拠となって大目玉を食らいそうになった。ところが、ポケットや上履き入れにパンパンに詰まった栗のおかげで、処分保留となり釈放された。

 さっさと帰宅した場合は、親に掴まらないよう即座に家を飛び出した。野球をするか、買い食いかである。一軒の文房具屋があった。店のオヤジも小学生心理を知ってか、店の表側には文房具、奥には駄菓子(当時ドングリ飴とかビックリ飴と呼んでいた大きなアメ玉が1個1円で買えた)やボクらの遊び道具となる玩具を並べていた。小遣いのもらえた日はその店が溜まり場となった。

 ある日、学校で先生に呼ばれた。誰かが告げ口したのか(チクるという表現はまだなかった)、買い食いのことがバレていた。その店の常連だったボクら数人は、水をいっぱい入れたバケツを持たされ廊下に立たされた。当時のマンガによく出てくるあの古典的な懲罰を受けたのは、後にも先にもこのときだけだ。しかし、なぜ買い食いが悪いのかはいまだ謎である。

akebi/budou.jpg

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コメント

ぼくは、遅刻したり、宿題をしなかったので、よく立たされた。それが、間の悪いことに、参観日のときだったことがある。いやはや~。

大人になっても生き方が下手だ。

要領の悪さは同じだなあ。大人になっても生き方が下手だってことに、影響してるのかなあ?
俺の場合、開き直っているところと、知っててわざとやっているところがあった。
あの時代の唯一俺の天敵は爺さんだったから、嫌なタイプの人間への学習は、ある程度できていたと思うけど、気が付かないふりをしていたなあ。爺さんは、そういう俺が嫌いだったのだろうね。

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