昔遊びと悪ガキ

キラキラとした別世界。・・・今考えると、これほど外の世界が魅力的に感じた時代はなかった。

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昔の遊び場

2010.11.16 (Tue)

nara01.jpg


10月初めに訪れた平城宮跡。

この辺りも今は、紅葉が始まっているのだろう。

平城宮跡は1300年祭の会場である。

手前の道路の向こう側には、近鉄電車の線路が横切る。

カメラ位置は朱雀門で、ちょうど真正面に大極殿が見える。


こんな道が、この会場をグルグルグルグル走っている。

なんの変哲もない、無機質の道路がグルグルグルグル。

1300年祭が終われば、この道がなくなると聞いた、ような・・・

聞かないような・・・

まあいい、でも、この下数十センチに遺跡が埋もれている筈。

だから地下道は掘れないし、建物の高さ制限がある。

遺跡発掘調査は、ほぼ終わっているという。

このだだっ広い野原を、「何とか有効利用できないか?」

と、そんな声を何度も聞いた。

「有効利用」???

こういう場面で「有効利用」などと、「利権絡み」以外にあるわけがない。

そんなロクでもないことになるなら、

いっそ、土と草に埋もれていればいいと思っている。


ここは十数年前までは、我が家の家族の遊び場であった。

この平城宮跡から自転車で10分ほどの大安寺の近くだ。

だだっ広くて、雑草が生い茂る。所々に小道が走る。

ここでは、いくらヤンチャしてもいい。

大声出しても、誰も文句な言わない。

いくらボールを投げても、割れる窓ガラスがない。



会場の案内をしていたボランティアのオヤジが言った。

この会場にある、朱雀門と大極殿はどれほどの予算がかかったか?と。

答えは、朱雀門が40億、大極殿が100億。

そんな大金がどこから出るのだ。

答えは、1300年祭に関わりの持たない人も含めての税金だ。



ボクだけかも知らないけど、この素朴が特徴の奈良の都に

もっとも相応しい平城宮跡の姿とは、

きらびやかで豪奢な建物よりも、

幾何学模様のようなアスファルト道よりも、

何もなく、素朴な野原こそが万葉の空気が漂うような気がするのだ。

1本数百万もの朱塗りの柱は、万葉の何を伝えるのか。

キラキラ光るシャチホコが、万葉の何を伝えるのか。

少なくとも、ボクには一切響かなかった。



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コメント

それよく分かりますよ。
万葉の空気ですか。うまいこと表現するな~~~
何も無いだだっぴろい平原を残すだけでいい。
そのほうがイメージが広がる(^^)b
そ~ゆ~~選択肢もある♪

賛同します

夏海 漁様こんにちは
御説に全面的な賛意を表します。
聞くところによると夜間ライトアップもしているそうですね。
その当時にはありえない事を今の御世では抜け抜けとやりおおせてしまうのですね。
ハコモノをじゃんじゃん作って、或いは復元すると言う美名をつけてじゃんじゃん国費を垂れ流しですから、参りますね。
広場の有効利用? もちろん何もしないにしくものはありませんね。

なお、光る鯱鉾は→鴟尾(しび)が正しいかと・・・。

DAIKさん

奈良のあちこちで、何とか開発と称して乱開発されています。
汚いところがきれいになるのはいいけど、安っぽくてキラキラした建物や、その場に相応しくない施設とか、不必要な道路などがどんどん建てられています。長年、奈良で暮らしていたから分かるのですが、たとえば、落ち葉の下に埋もれている土のすぐ下に、万葉人が歩いていた筈の道があったり、ひょっとして都を眺めていた土手が、きっとある。歩いていると、そんな足音が聞こえそうな、話し声が聞こえそうな気がするのです。
お役所と言うのは、そういうことが全く分かっていませんよ。

ぶちょうほうどの、ご賛同有り難うございます。

DAIKさんへのメッセージが本音です。
お役所と利権業者が絡む、こういう事業が後を断ちません。
歴史の本質を語る時、本当はそのまま残すのがベスト。当時の工法で復元した言ってはいますが、その実、建物にサッシがはめれていたり、コンクリートの柵や、柱があります。こんなものが復元になるのかと思いますね。どうやら、お役所と言うのは勘違いが多過ぎるようです。

お祭りも終わりましたね
私は感動もなく
只 歩いてました。
100億~~~~
どんだけ~~~と言いたくなる金額ですね。
税金~~~
フン~~~
人様のお金だから 何でも出来るのですね。

fumikoさん、こんばんは。

写真は群衆を避けていますから、人がパラパラですが、
ボクが着いたすぐ後に、ドッと押し寄せてきましたよ。
どこの観光地でも出会う中高年のお上りさん。

奈良の前知事が打ち出した、1300年祭の事業予算が300億でした。
その時は、利権集団がまるで生き血を吸うヒルのようだったといいます。
その後、知事が替わり、予算が1/3の100億に。
その後、途端にヒルが引いてしまったそうな。

>朱雀門が40億、大極殿が100億。
確か全額が税金なんですよね。城や寺を再建する場合は見取り図や古写真などの史料がないと再建できないはずなのに大極殿は具体的な史料もないのに想像で再建できてしまった・してしまったのはおかしいと思います。

しべりやさん
そう、総て血税です。協会の方では「国の予算云々」と言ってますが、それそのものが税金。税金を遣うには、納めた側の国民の賛同を得なければならない筈、なのに、お役所では「国の予算だ!」と。盗人猛々しいとはこのことでしょう。
再建がどういう経過で、どういう史料で行われたかは庶民には分かりません。が、係員が言うには、一本(直径1mほどの)数百万の朱塗りの柱は、昔ながらの工法で削った、と。でも、その周りの手摺はステンレス製であったり、手摺には安っぽいプラスチック製の飾り、それに、ガラスサッシがはめ込まれている。まるでチンドン屋ですね。

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