昔遊びと悪ガキ

キラキラとした別世界。・・・今考えると、これほど外の世界が魅力的に感じた時代はなかった。

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ツベルクリン・グラフィティ。

2006.10.04 (Wed)

注射が嫌いだった。もちろん痛いからである。ときどき、小学生の頃に戻りたいと思ったりするが、それには条件があって、毎年の予防接種がなかったらということである。とくに、日本脳炎の注射は腕が重くなるような鈍痛がくる。これを毎年欠かさず受けなければならない。一回でもサボると、次の年には2~3回の注射が必要だったように記憶している。これはたまらない。しかし、ボクらにとって、もっとも恐ろしいのはBCGであった。ツベルクリン反応で陰性が出た場合、この注射が待っていた。痛いだけではない。肩の近くに打たれるBCGは、注射されたところが山のように盛り上がり、やがて膿んでくる。そうなると海水浴もプールに行くことも禁止で、宝物のような夏がパーとなってしまうのである。

悪知恵が働かなかった低学年の頃は、学校のされるがままに従順だったが、そのうち、自然な陽性という幸運にすがっていてはダメだと思うようになる。ツベルクリン注射の跡をいかに大きくするかに智恵をしぼって、もっとも簡単な方法を発見した。それは、注射の針の跡を中心にして、反応範囲が陽性の大きさになるよう口で吸うという方法である。そうすると見事に赤く腫れ上がった。ワルガキどうし、これで安全だと、大いばりで校医の前に腕を差し出したものだが、あまり強く吸い過ぎたせいなのか、どこが注射針の跡かわからなくなってしまった。校医は怒って担任の先生に告げ口をした。ワルガキどもは芋づる式に摘発された。あげくはみんなの前に立たされ、卑怯者呼ばわりの説教をくらうという赤恥をかいた。

それでもボクらはくじけなかった。次の年はさらに巧妙になった。今度は検査の寸前に、注射針の跡を指ではじくという作戦に出た。そうすると、ほのかに赤みが出て、理想的な陽性反応の作品ができあがった。大成功だった。ボクらの仲間は、その後も全員がBCGの悪夢から逃れることができた。それがカラダのために良かったかどうかはわからないが、今日まで誰も結核におかされた者はいない。

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コメント

そんなことをしてた「悪ガキ」だったのか!
でもね、それほど、ぼくの場合、苦痛だった記憶がないなあ~。

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