昔遊びと悪ガキ

キラキラとした別世界。・・・今考えると、これほど外の世界が魅力的に感じた時代はなかった。

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生指のプレゼント

2006.11.06 (Mon)

外灯一つない田舎では、それなりに怪しい場所が至る所にあって、幽霊話しには事欠かなかった。正直、ボクは幽霊などいる筈がないと思っていたし、恐くもなかった。それより、怖がるヤツの顔を見たり、夜トイレに行けないという話を聞くと嬉しくてたまらなかった。

ボクの友だちに実際幽霊に出くわしたと言ったヤツがいて、「生暖かい日の朝方4時頃で、小雨が降っていればなお出やすい」と、どこかで聞いたことのある、細かい条件付きで言うのであった。

そいつの話によると、アルバイトしていた、新聞配達のコースの途中に蓮池があって、ある日配達をしていると、池の向こう岸の植え込み沿いにスーッと走って行く白い着物の女の人がいたという。ところがここからの説明も、いつかテレビで観た時代劇にそっくりな情景そのままであったのだ。

普通の人が走ると頭が上下するが、「その女は真直ぐ横に動いた。あれは間違いなく幽霊だ」と本気で信じていたのだ。それなら一遍見たいものだ、とボクはその話しに乗った。後日、その友だちの言う条件にあった日を選んで、例の場所で待ち構えた。しかし、案の定出なかった。彼は言った。「お前には、霊感がないんヤ」と。

中学に入ったある日、こんな話を聞いた。中学校の隣町に「出会(であい)」という某所があった。国道9号線が西の鳥取方面に、そして北の日本海へ向かう県道と合流している、「出会」から30分西に独坊山(どくぼうさん)という所でよく出ると噂があった。

独坊山の北は、道を造るために削られた急斜面、南は川で、道は緩いカーブになっていた。地元の人の話しだと、削られた斜面には江戸時代の頃から墓地があったのだという。ところが、国道の改修工事の計画でどうしてもそこを削る必要があり、墓地ごと移転した。その頃の墓は、まだ土葬の習慣があった。移転といっても、お骨の全てを掘り起こした訳ではない。大半が墓石のみの移動で、多くの骨が埋まったままだという。その「出会」で、幽霊らしきものに出会ったという多くの噂は、この独坊山が舞台であった。

話はこうである。ある雨の夜(このシチュエーションは欠かせないらしい)、独坊山を車で通りがかった男が、白いガードレールの端に立つ、白い着物を着たズブ濡れの女を見た。男は、そこを通り過ぎてすぐにバックミラーを覗くと、女の姿は既になかった、と。

幽霊の話しはどれも同じようなものだ。それを信じて怖がるヤツの顔を見ると可笑しくなってくるが、その状況を上手く利用した遊びを考えた。この「生指のプレゼント」であったり、「サソリ(後日アップ)」や「折り紙鉄砲」である。実にくだらない遊びだが、そんな恐い話しの後にすると、抜群の効果があった。

生指の箱を作る
(1) 片手で持てる程度の箱の底に人指し指が入る大きさの穴をあける。
(2) 赤いマジックで血のりを描いておく。
(3) あらかじめあけた穴に指を差し込んで、蓋をしてプレゼントのように見せかける。
(4) 何くわぬ顔をしてプレゼントしてみよう。

ゆび.jpg

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コメント

悪趣味だなあ。こんなことして、いつもフラれていたんんか。

「目が針のように細く吊り上っていて犯罪者のような顔をしたヤツ」…には、つい笑ってしまいました。

この人が悪いのか正しいのかは、ぼくは知りません。だけど、このコラムの表現の力はいい、少なくと、ぼくはこう思う。ぼくの憂鬱さをふっとばすだけのパワーがあるし、全体としての「昔遊び」もこのパワーがある。

これは、ほんとにパワーなんであって、たんに昔語りではないと思う。当時の息吹のようなものが、いうなら過去語りにある。(この場合の、過去語りというのは、普通なら「過去語り」にしかならないのにそれを超えている!というような意味として書いています)

マジ、ドウドウ淵、昔遊びの構想というか…この流れのなかで、なんかノビノビとした、堅苦しい感じのないモノを見つけることができたら、ベストだと思う。少なくとも、ぼくは読みたいと思うでしょう。

PS
母は90歳です。するとね、心臓病がいちばん心配ですが、それ以外のこともいっぱいあるんですよ。腕がブルブル振るえてスプーンが持てなかったり、嚥下できなかったり、よくわからないんですが、ものすごくシンドかったり…と。そりゃ、いっぱいあります。

ま、安定しているときは安定しているんだけど、不安定になると、失神するし(というより、わけがわからなくみたいです。⇒救急車です)、正直いって、目が離せない。

でも、貯蓄などない(正直なところ)ぼくとしては、仕事やらねばならない。そして、仕事の間になにがあっても、もう、ぼくとしてはどうしようもない、と思っているところがあります。

この意味では背水の陣です。世渡り下手な「みきいち」は、ほんまのところギリギリなんです。嘘なんかつけるタイプでもないしね。なかでも、母の症状の変化に、鈍感なぼくはついていけないところがあるのがシンドイ。

わからないんだなあ。急に、お腹が痛くなったり、頭がボーッとしたりするようです。とくに、後者が最近は多い。貧血状態のような気がするんだけれど、でも高血圧の母は血圧降下剤を服用しているわけです。

大きくいえば、部分的な医療では追いつかない、生体的なバランス機能の失調のように思える。だから、風邪とひいたので風邪薬をのむわけですが、このことによって胃がすごくやられる。胃痛が起こることによって胸痛につながる…。

ぼくはこのことを判断できないけれど(母が判断する…痛みのニュアンスなんてわからないからね)、でも、その支援だけはしなければと思っています。

ま、こんなことで、なかなか自由時間がとれません(でも、仕事の場合は、鬼にならざるえないのですが)。だから、今度、お電話いたします。

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