昔遊びと悪ガキ

キラキラとした別世界。・・・今考えると、これほど外の世界が魅力的に感じた時代はなかった。

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指人形

2006.11.22 (Wed)

小学校に入学して間もなく、学校近くの城ヶ山(じょうがやま)に遠足をした。その昔、城があった山であるところから城ヶ山と言ったそうだが、城主が誰であったのか、知るものがいない。と言うか、単なる噂でしかないと思っていた。
さすがに石垣の跡はないが、頂上近くには、不自然に切り揃えられた石がいくつも転がっていた。「城を建てようとしたが途中で諦めた」という、いい加減な話しをするものもいたが。

標高600m程度で小さいわりには、急な傾斜が随分あって、入学したばかりの小学生にとっては過酷であったが、ともかくボクたちは頂上の少し開けた所で弁当を食べることにした。担任のF先生は自分だけさっさと食べ終わると、広場の真ん中で何か話し始めた。

それは、「トンちゃんとコンちゃん」という創作話しの始まりであった。話は、城ヶ山をスタートとしてトンちゃんとコンちゃんが旅をし、いろんな体験をする、と言う物語である。トンちゃんとコンちゃんが一体人間であったのが、動物だったのか、結局先生は明らかにしなかったが、そんなことより次々と展開される事件に、ボクたちは次第に引き込まれていった。

残念なことに話の内容は殆ど憶えていないが、城ヶ山での事件もめでたく解決したところで「次回をお楽しみに」ということになった。ところが、新たな旅に出発したトンちゃんとコンちゃんが、これから如何なる展開となるのか、ボクたちの頭の中は、そればかりが渦巻いて落ち着かなかった。
その後、数週間に一度の割り合いで一年間続いたが、とうとう結論が出ぬまま学年が変わり、担任も変わってしまった。

あれは、早くから考えていた物語だったのか、それとも、城ヶ山へ行って思いついたのか、不思議でならなかった。

話を聞くのは決まってホームルームの時間か国語の時間である。「ゆとり教育」と言いながら、まるでゆとりのない今の授業と違って、ボクたちの頃はのんびりしていた。先生が「今日は何話そう?」と聞くと、みんな待ち構えていたように「トンちゃんとコンちゃん!」と大騒ぎした。「どこで終わった?」と先生が聞くと、どこで終わったか全員憶えていたものである。

あれほどの長い物語を台本無しに即興で話せるとは、今でも不思議でならない。ともあれ、モノを創ったり文章を書いたりすることが、何よりも興味がある今のボクがあるのは、このことがあったからではないかと思う。この指人形作りも、その頃から休み時間を惜しんで作っていた。

指人形で遊ぶ
(1) 指が入る程度の紙の筒を3本作る。
(2) 手の部分は、厚紙で適当な形に切り、用意した筒にのり付けする。
(3) 頭の部分は、新聞紙をよく揉んで、適当な大きさに丸め、次に小さく切った薄い紙(白)を、ハリコをする要領でのり付けしていく。
(4) 長方形の紙袋を用意し、点線の部分(頭と両手)は、後で部品を差し込むために穴を開けておく。
(5) 部分の頭と両手を差し込み、のり付けをして、顔に表情を入れる。

指人形.jpg

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